軽トラックを製造しているメーカーはスズキ、ダイハツ、ホンダの3社のみとなりました。

マツダ・三菱・日産はスズキからOEM供給を受けており、スバルとトヨタはダイハツからOEM供給を受けています。

結論からいうと、オーソドックスな軽トラならキャリイかハイゼット、走行安定性を重視するならアクティか旧サンバーがおすすめです。その理由はこちら

販売しているメーカーと車名

スズキ:キャリイ
ダイハツ:ハイゼットトラック
ホンダ:アクティトラック

三菱:ミニキャブトラック(スズキOEM)
日産:NT100クリッパー(スズキOEM)
マツダ:スクラムトラック(スズキOEM)

スバル:サンバートラック(ダイハツOEM)
トヨタ:ピクシストラック(ダイハツOEM)

軽トラックのスペック比較表

ハイゼット キャリイ アクティ
全長 3395mm 3395mm 3395mm
全幅 1475mm 1475mm 1475mm
全高 1780mm 1765mm 1735mm
荷台長 1940mm 1940mm 1940mm
荷台幅 1410mm 1410mm 1410mm
荷台高 285mm 290mm 290mm
最小回転半径 3.5m 3.6m 3.6m
ホイールベース 1900mm 1905mm 1900mm
燃費※ 21.0km/L 20.2km/L 18.4km/L
燃料タンク容量 38L 34L 37L
最大積載量 350kg 350kg 350kg
駆動方式 FR FR MR
最低地上高 160mm 160mm 185mm

※ミニキャブトラック、NT100クリッパー、スクラムトラックはハイゼットと同じスペックです。
※サンバートラックとピクシストラックはキャリイと同じスペックです。

軽トラックの燃費について

燃費は駆動方式や、MT、オプション装備によって差が出てきます。
キャリイの最高燃費はAGSモデルの20.2km/L。ハイゼットはオプションの「エコパック」装着で21.0km/Lになります。

室内の広さや積載量はほぼ同じ

軽自動車のサイズは以下のように定められています。

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全長:3,400mm以下
全幅:1,480mm以下
全高:2,000mm以下
排気量:660cc以下
最大積載量:350kg以下
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軽トラックは3車種とも規格いっぱいのサイズとなっており、室内の広さや積載量についてはほぼ変わりありません。

荷台寸法を見ても荷台長1940mmと荷台幅1410mmは3車種全て一緒です、荷台高はハイゼットが285mm、アクティとキャリイは290mmと、1.5cmの違いがあるのみです。

350kgの最大積載重量は軽自動車が360ccだった頃から変わらないため、技術の進んだ現在では安全性にかなり余裕を持っています。

過積載はいけませんが、最大積載量いっぱいに積んでも安定した走行性を確保しています。

現行モデルの軽トラは全てフルキャブ

現在の軽トラは全てフルキャブ(キャブオーバー)となっており、セミキャブ(セミキャブオーバー)の軽バンよりもホイールベースが短く最小回転半径が小さくなっています。

駆動方式はフルタイム4WDとパートタイム4WDがある

2WD車はすべて後輪駆動となります。4WD車はアクティがフルタイム4WD、キャリイとハイゼットはパートタイム4WDになります。

アクティの4WD・・・常に四輪駆動です。前輪と後輪の駆動力を分配するシステムがついています。

キャリイとハイゼットの4WD・・・普段は後輪駆動(FR)です。運転席のスイッチで必要な時だけ4WDにします。

アクティはエンジンを車体の中心付近に配置するミッドシップ方式(MR)を採用しており、空荷の際でも後輪に荷重がかかるという特徴があります。軽トラック市場でのシェアは小さいですが、フルタイム4WDと併せて高い走行安定性を持っているのが強みです。

2012年3月まで販売されていたスバル サンバートラックはエンジンを車体の後ろに配置するRRです。

タイヤは全て『145R12』を使用可能

どの軽トラックを選んでも同じタイヤ『145R12』を使うことができます。

ハイゼットは直径の長い145R13というタイヤが選べます。新車購入時なら+5,250円です。

各メーカーの農業様軽トラックについて

農家の方が使う軽トラは畑の上を走ることがあるため、高いオフロード性能が求められます。そのため、軽トラックには「農業用」というグレードがあります

各メーカーの農業用グレードは以下の通りです。

  • スズキ キャリイ KC農繁仕様
  • ダイハツ ハイゼット農用スペシャル
  • ホンダ アクティトラック アタック
  • 三菱・ミニキャブ みのり (旧ミニキャブ・マイティパック)
  • サンバーTBプロフェッショナル
  • JAサンバーTC

畑の中に入っていくことを考慮して開発されるだけでなく、ゲートや鳥居にプロテクターがつき、荷台を照らすライトなども標準装備されています。

農業用軽トラに大切な3つの機能

悪路を走行のために必要な農業用軽トラの機能は以下の3つです。

  • オフロードタイヤ
  • 超低速ギア
  • デフロック

このうちオフロードタイヤはタイヤ店で買えますし、超低速ギアは農業用グレード以外にも装備されています。

デフロックは農業用グレードの軽トラのみに付けられるため、農家の方は検討してみる価値があるでしょう。ただし、デフロックを付けるとABSが付かない点には注意してください。

【超低速ギア】
農業用の軽トラは普通の軽トラよりも変速比の低いギアを備えています。

【デフロック】
駆動状態に関係なく、左右の車輪を常に同じ回転速度で回転させ続けることができる機能です。

オーソドックスな軽トラならキャリイかハイゼット

キャリイ・ハイゼット(+OEM車)はオーソドックスな軽トラが欲しい方にお勧めです。

室内空間に余裕をもたせたいならハイゼット、エンジンのパワフルさを重視するならキャリイが良いでしょう。

キャリイは2013年8月にモデルチェンジして12代目に、ハイゼットトラックは2014年9月にモデルチェンジして10代目になっています。

どちらもOEM供給による高いシェアがあり『部品を共有しているために日本中のどこでも修理できる』というメリットがあります。

走行安定性を重視するならアクティ

田畑での高い走行安定性を重視するならフルタイム4WDのホンダ・アクティもオススメです。こちらは2009年にフルモデルチェンジをしています。

シェアは低いものの、その独自な設計で根強い人気があります。

1999年から2009年まで販売された先代3代目アクティはキャリイ・ハイゼットに比べてホイールベースが長くなっています。直進安定性に優れますが、小回りが利かないというデメリットもあります。

走行性なら旧サンバーという選択肢も

現行サンバー(2014年9月~)はハイゼットのOEMですが、旧型サンバーは四気筒リヤエンジン、四駆独立サスペンション、スーパーチャージャー仕様のある個性的な軽トラでした。

ハイルーフ仕様では左側のミラーが前についており、左前角の位置を把握しやすいというメリットがあります。

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